
来春から中学で必修 学校体育ソフトボール
新ルールちょっと変
学習指導要領が改正され、来春から中学校の体育授業で「ベースボール型スポーツ」が必修になる。第二のイチローを生む新たな教育戦略か?
「残念ながら、それとはほど遠い軟弱なスポーツです。『学校体育ソフトボール』と名付けられたこの球技は、盗塁やスライディングは禁止でバントはアウト。ピッチャーはバッターが打ちやすい様に山なりボールを投げなければいけない。さらに、バットとボールはぶつかっても怪我をしない様、柔らかく加工された物を使うなどと定められています」(社会部記者)
これに対し、文部科学省スポーツ・青少年局体育参事官付指導係は語る。
「そもそも、学校体育ソフトボール=ソフトボールとは考えていません。経験のない子供に、いきなり本格的なソフトボールを指導してもうまくできない。そのため、最初の段階として学校体育ソフトボールという初歩的な教材を学ばせ、次第に実際の種目であるソフトボールに近づいてもらうという考え方です」
しかし少々過保護すぎ?
「そうせざるを得ない実情があります。最近の子どもは外で遊ぶ機会が極端に少なく、遊びの中から運動能力を獲得することが困難になりつつある。その結果、走塁中に転んで怪我をする、ボールを投げても一メートルも飛ばない、ボールを上手くキャッチできず突き指や骨折、顔面を強打する子などが少なくない。これでは、いきなりソフトボールをやらせるのは危険」(都内公立中学校体育教師)
「授業中に生徒が怪我をすると、教師に過失がなくても大事になり、校長、教頭、担任、体育教師が揃って保護者に頭を下げに行くこともしばしば。訴訟に発展することも珍しくない。とにかくトラブルを避けたいのでしょう」(教育評論家・山下洋輔さん)
だが、今回の改正でも先生方は安心できそうにない。
「新指導要領では中学校の体育授業が九十時間から百五時間に増え、さらに一、二学年では柔道、相撲等の武道も必修になります。ただ、柔道の組み手をしただけで骨折する子もいるくらいですから、怪我人が増えるのは明らか。今から頭が痛いです」(前出・体育教師)
柔道もルールを変える?


















