THIS WEEK 週刊文春 掲載記事

絶好調のジャンプ高梨沙羅
プロ顔負けの完璧メイク術

7日の優勝で女子最多を更新する通算48勝
Photo:Kyodo

 1月7日(現地時間)、ドイツで行なわれたスキー・ジャンプ女子W杯第5戦で高梨沙羅が優勝した。これで今季通算5戦4勝。

「昨季は17戦14勝と圧倒的な強さを誇りましたが、今季も引き続き好調を維持しています。フォームが安定し、欠点らしい欠点もなく、スランプに陥るとは思えません。今季も総合優勝するのは間違いないでしょう」(一般紙五輪担当記者)

 その強さを支えるのは「メンタルの成長」だと指摘する。

「北海道の実家で過ごした正月、初詣に行っておみくじを引いたそうです。羽田空港からの遠征出発時、『(勝負事は)可もなく不可もなくでした』と苦笑いしていました。以前は大会を控えているともっと張りつめたのですが、受け答えにゆとりがありました。今大会でも堂々と英語でインタビューに答えていたのが印象的です」(同前)

 スポーツ紙の冬季競技担当記者もこう語る。

「昨年10月に20歳になりましたが、随分大人っぽくなりました。『もっと強くなるには人間を磨かないといけない』と年齢にふさわしい行動ができるよう、いろいろチャレンジしているそうです」

 その象徴が、昨春から始めたメイク。鮮やかな変貌ぶりで話題を集めた。

「きれいになった、と言われると、本人もうれしそうです。『(もうスッピンには)絶対になれません』ときっぱり答えていましたが、そこにも内心が表れていますね。驚くのはメイクが完璧なこと。『先輩たちの見よう見まねで始めました』と言っていますが、知り合いのヘアメイクさんも『自分でやっているとは思えない!』と言うほどです。やるとなったら瞬く間に高いレベルまでマスターしてしまうのも彼女ならではの集中力でしょうね」(同前)

 2014年のソチ五輪では「本命」と期待される中、4位とメダルを逃した。

「大会のあと、本人の中では、まだ人間として未熟だったから勝てなかったという反省があった。今のふるまいを見ていると、十分克服できていると言っていい」(前出・五輪担当記者)

 大人の女性への階段を上がり始めた高梨。リベンジの場となる来年2月の平昌五輪への視界は良好のようだ。

「週刊文春」編集部

この記事の掲載号

2017年1月19日号
2017年1月19日号
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