芸能・エンタメ 週刊文春 掲載記事
THIS WEEK

一体二百万円のマジンガーZって、一体誰が買うの?

 いまや大人の趣味のひとつとして定着した感もあるロボットフィギュア。市場規模は六十億円ともいわれるなか、玩具メーカーのバンダイは往年のロボットヒーロー、マジンガーZをかたどった定価二百万円の超豪華フィギュア「URBAN MATERIAL CHOGOKIN マジンガーZ」を今秋から受注生産で販売すると発表した。

「ロボット玩具の大きなジャンルとなった超合金の生誕三十五周年と、今月から約三十五年ぶりにTVアニメ化された『真マジンガー 衝撃!Z編』(テレビ東京系)の放映を記念して製作しました」(バンダイ広報室)

 このフィギュアの最大の特徴であり、高価な理由にもなっているのが素材。

「レーシングカーやプロスポーツ用品などに使用される最先端の高級素材であるカーボンとチタンを使っています。そのため、軽くて、強く、さらにカーボン目地の美しさが際立つ仕上がりになっています」(同前)

 また、フィギュアの全高は六百ミリに設定。

「三十代後半以上の男性がターゲットなので、七〇年代に発売されて当時の子供たちに大人気だったソフトビニール製のフィギュア玩具、ジャンボマシンダーの大きさに合わせました」(同前)

 そんな小技も備えてはいるが、二百万円は小遣いの範囲を超えている。本当に売れるのだろうか?

「どれほどの受注があるのか想像できていません。それに正直、採算を度外視して製作している面もありますので、どちらかというと利益より、超合金の玩具で遊んでいた皆様に当時と同じような驚きや感動を与えられるような商品を目指しています」(同前)

 二年ほど前に発売した全高一・五メートルのガンダムの組み立てキットは定価三十五万円。約千六百台も売れたというが……。

 しかし上には上がある。

「ロボットではありませんが、昨年競売大手サザビーズでは現代美術作家・村上隆氏のフィギュアが約十六億円で落札されました」(ニューヨーク在住のアート関係者)

 趣味に不況は関係なし?

大平 明

芸能・エンタメの新着記事 一覧を見る RSS

登録はこちら

週刊文春について 毎週木曜日発売 定価350円(税込)

※発売日・価格は変更の場合があります。