不肖・宮嶋のオラオラ日記 WEBオリジナル記事

「東京武装写真家協会」を知っているか?(前編)

文・写真宮嶋 茂樹 プロフィール

みやじま しげき/1961年5月生まれ。兵庫県明石市出身。日本大学芸術学部写真学科卒業。幼少の頃のあだ名は「明石の火打ち石」。通称「不肖・宮嶋」。自称は「写真界のハリソン・フォード」改め、「写真界のジョージ・クルーニー」(年齢が同じやから)。写真週刊誌の専属カメラマンを経てフリーの報道カメラマンに。主に、修羅場を好むが負傷が絶えず、負傷・宮嶋と呼ばれていたものが、不肖・宮嶋に転じたという説もある。第2回雑誌ジャーナリズム賞、第4回日藝賞を受賞するも世界的ビッグタイトルには未だ恵まれず、そこが宮嶋の限界と揶揄されている。本人は「50歳引退宣言」を撤回し、新米カメラマンの頭を蹴落とすことを生きがいに55歳まで現役を続けると宣言し直している。

なお、著書は40冊以上。売れ行きは、そのほとんどが採算ラインをやや上回る程度。最新刊は東日本大震災の記録である「再起」(KKベストセラーズ)、「不肖・宮嶋のビビリアンナイト」(祥伝社)。文藝春秋からも6冊の刊行物があるが、なぜかすべて絶版。もちろん、刊行予定もない。

 今回は、スポーツとしての射撃の楽しみをご紹介したい。

 誰や、しょっぱなから「射撃はスポーツとは違う」とインネンつけとる平和ボケは。ええか、クレー射撃、ライフル射撃、ピストル射撃、みーんなとうの昔から五輪競技や。野球みたいに4年後には消えてなくなるようなものとは格が違うのである。

 今上天皇陛下も皇太子時代にクレー射撃をたしなまれた通り、射撃はまさに貴顕紳士の趣味であり、スポーツなのである。

 もちろん、貴顕紳士ではないあなたでも、この連載をお読みになって一発ぶっ放したくなった時には、ただちにパソコンを閉じて、すぐに最寄りの警察署で手続きを始めれば、早ければ年内には銃を手にすることができるハズである。ただし、精神病での治療歴があったり、刑事事件で有罪判決を受けたばかりであったり、家族がヤクザであるなど、特別な事情をお持ちの方は諦めてもらうしかない。

 許可を得て最初に手にする銃は、ほとんどの人が散弾銃である。この連載の「銃を撃つ」の回にご紹介したのはライフル銃だったが、散弾銃とライフル銃は同じ鉄砲ではあるが、ロケットとミサイルほど違うものである。

銃の値段は、上は1000万円、下は数万円とピンキリ。散弾銃には美術品並みの彫刻が施されたものも。

 散弾銃についてもうすこし詳しく説明しよう。これを読めば、アクション物のテレビ・ドラマや映画が100倍楽しめるようになること請け合い!

 さあ、いくで。

 銃身に火薬と鉛の詰まったタマを込め、その火薬の爆発エネルギーでタマを飛ばすのが銃砲の原理で、ここまでは大砲もライフル銃も散弾銃もピストルもすべて同じである。

 さて散弾銃以外の、ライフル銃、機関銃、大砲に共通しているのは銃身内に螺旋状に溝が切ってあることである。爆発エネルギーで放たれたタマが銃身内を通るとき、その溝にそって回転運動が与えられる。この旋回運動のジャイロ効果によって、タマの安定性、直進性が高められるのである。

 銃身内に刻まれたこの溝そのもののことを英語で「ライフリング」と呼び、ライフルの名称はそこから来ている。

【次ページ】 散弾銃が発展して競技になったのがクレー射撃

関連ワード

宮嶋 茂樹

登録はこちら

週刊文春について 毎週木曜日発売 定価400円(税込)

※発売日・価格は変更の場合があります。