不肖・宮嶋のオラオラ日記 WEBオリジナル記事

ジブチの暑い日 (前編)

文・写真宮嶋 茂樹 プロフィール

みやじま しげき/1961年5月生まれ。兵庫県明石市出身。日本大学芸術学部写真学科卒業。幼少の頃のあだ名は「明石の火打ち石」。通称「不肖・宮嶋」。自称は「写真界のハリソン・フォード」改め、「写真界のジョージ・クルーニー」(年齢が同じやから)。写真週刊誌の専属カメラマンを経てフリーの報道カメラマンに。主に、修羅場を好むが負傷が絶えず、負傷・宮嶋と呼ばれていたものが、不肖・宮嶋に転じたという説もある。第2回雑誌ジャーナリズム賞、第4回日藝賞を受賞するも世界的ビッグタイトルには未だ恵まれず、そこが宮嶋の限界と揶揄されている。本人は「50歳引退宣言」を撤回し、新米カメラマンの頭を蹴落とすことを生きがいに55歳まで現役を続けると宣言し直している。

なお、著書は40冊以上。売れ行きは、そのほとんどが採算ラインをやや上回る程度。最新刊は東日本大震災の記録である「再起」(KKベストセラーズ)、「不肖・宮嶋のビビリアンナイト」(祥伝社)。文藝春秋からも6冊の刊行物があるが、なぜかすべて絶版。もちろん、刊行予定もない。

ラクダはほとんどが家畜化されているが、ときどき野生のラクダもいる。あぶない、あぶない。

 地球上で最も暑い国にやってきた。しかも、今回で3度目である。

 その国は、アフリカの角と呼ばれるソマリアの北のアデン湾に面した陸地にへばりつくようにして存在する小国ジブチである。

 なぜ、こんなクソ暑い地に好き好んでやってきたのかと思われるかもしれないが、実はこの国の首都ジブチに、我が国の自衛隊が海賊退治に出張ってきているのである。

 ジブチは他のアフリカ諸国同様、独立して間もない若い国(1977年共和国として独立)で、その歴史については拙著「不肖・宮嶋の『海上自衛隊ソマリア沖奮戦記』」(飛鳥新社刊)で長々と書いたが、簡単に言うと、ジブチは他のブラックアフリカ同様、このあたりでブイブイいわせていたヨーロッパ列強、特にフランスの殖民地で、第二次大戦後もフランスの領土にとどまっていた国なのである。

通りにはケバブやさとうきびを売る屋台が多く、刃物が当たり前にあって、ちょい怖い。
ジブチの屋台メシ。とうもろこしを揚げた団子と、得体のしれない揚げぎょうざ。

【次ページ】 日の出とともに30度、午前10時に40度……

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